あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

新採用事務系職員の皆さまへ

1希望する職務分野(総務、会計、○○等)、希望する課等:
 特に分野を選ぶことなく、長年にわたるボランティア活動等の社会活動で得た、経験や人的ネットワークが活かせる部署で、組織への貢献を通じて社会貢献のできる仕事がしたいです。
 
2希望する勤務地(○○○○省、他機関への異動を含む)及びその理由:
 家庭環境上の制約から解放されたことに感謝し、勤務場所を選ばず、必要とされる所で働かせていただきたいと思います。

3早期退職を希望する場合、退職希望時期:
 空欄

4その他: 若い人達の働く意欲を高められるような、年長者を目指します。


以上は、毎年提出が義務づけられる「身上調書」の、「本人の職務上の希望事項」欄に、私が、昨年今年と記載した内容です。
何かの折りに、職業人としての、自分の立つ位置とめざすところを確かめるのはよいことと思います。
私は、毎年これを書く時をその機会にしています。
ひとりの年長者として、これをもとに、経験上思うことや感じること、そしてあなた方への希望を、少し申し述べたいと思います。

今年3月まで、「1」の希望が満たされて、それなりの成果を上げることができたことに感謝しています。

現在の配置理由については、一切説明をいただいておりませんので、組織人として「2」は、ここが私を必要とする所と信じない訳にはまいりません。
今、これについては私なりの理由付けを行い、私なりに納得の行く仕事をさせていただいております。

私は職業人として、何も自慢にできるものはありません。
ただ、たとえどんな境遇にあっても、これだけ伸びやかに、仕事を楽しんでいる事務のオバチャンは、うちの組織ではそうそういないと思っています。
私が私らしくあり続けることで、きっと若い人達の働く意欲を高められると信じ、これからも明るくまいります。
だから、「4」については、私が笑顔でいる限り、私は若い人達の働く意欲を高める年長者であり続けると信じて過ごすだけです(^^)

実務に就けば、きっと色々な困難に出会い、理想と現実、本音と建て前のギャップに苦しむことでしょう。
そして、様々な理不尽と格闘することになるでしょうが、それが働くことなのだと思います。
特に、現在の不透明な人材管理、人事評価制度のもとでは、よい仕事に取り組み、モチベーションを保ち続けるのに苦しみを伴います。
しかし、昔は困難だった、全体の利益に配慮したよい仕事が、仲間達の協力があればできる、そんな時代になりました。

だから、どんな時も今の希望に満ちた気持ちを忘れないでください。
たやすいことです。
不満を改善のエネルギーに変えて、明るく過ごせば良いのです。

そのために、小さな事でいいから、仲間とともに努力をしてよい仕事に取り組んでください。
そして、何かを成し得、ささやかな達成感や喜びを分かち合って、感謝の気持ちで心をいっぱいにする時間を作り出してください。
その他者への感謝の気持ち、そして組織を構成する事務職員以外の職員や学生達の、あなた方への感謝が、「評価」を超えて、次のよい仕事への意欲につながります。

ここは、古い大きな組織ですが、懐の大きな組織です。
たとえどんなポジション、境遇にあってもよい仕事はできます。
私を知る多くの人達が、それを認めてくれています。
今の意欲を持ち続けること、また時にくじけることがあっても、新しい意欲を生み出せばそれで良いのです。

ただ、ある程度は上手な転び方、いい失敗の仕方は意識した方がよいかもしれませんネ (^_-)-☆
「(若い内は)失敗してもいいんだ!」と、うちの職場だって誰もが口にしますが、デカイ声でそう言いながら、失敗を赦さず責任を回避する人がたくさんいるのも、残念ですが現実です(苦笑)
このため、チャレンジの際は、根拠資料の綿密な調査、丁寧な検討とともに、あなた方の周囲にいる上司や、信頼のおける年長者に、是非相談をしてください。
成功(実行)に至らなくても、努力の成果は、少なくとも問題提起や他の仕事の参考等貴重な資料として、活かすことができます。

最後に、昨夜、この書庫にある過去記事を読み返し、「札付きの問題児」の辛い時を支えていただいた読者から贈られたコメントを、はなむけの言葉として、あなた方に贈ります。

  「水は方円の器に従う」

そして、良い仕事と格闘している仲間がいたら、声をかけ、そして手をさしのべてください。

  We are right behind you!(私達が後ろについてるぞ!)







昨日、4月1日付け採用の新人職員11名が、半年の研修を終え、10月1日付け各部署へ配置されるにあたり、激励会が催されましたので、あなろぐも参加させていただきました。
そこで、若い人達に希望や元気をたくさんいただきました(^^)
お礼を込めて、ここにメッセージを書きとめます。
誰か読んでくれるととっても嬉しいです♪