1億円のムダづかいはさておき、、、
とある組織、昨年の事務機構改革では、所掌業務の整理さえできず、組織編成が変わりました。
事業仕分けというショーで、世間の話題が持ちきりの頃の出来事でした
単位の呼称が漢字からカタカナになったことに意義を見いだせれば別ですが、血税1億円かけた改革の効果としてはいかがなものでしょうか。
公正な第三者による、適切な検証がなされる仕組みが構築されなければ、無駄遣いはなくならないでしょう。
さて、以下は、内輪ネタ、例によって、親しい友人からの伝言です。
すみません。
結局、海のものとも、山のものともつかない、得体の知れない仕事を所掌する部署はなく、私が今所属する部署が行きがかり上、ミッションや明記された所掌業務とは一切無関係の業務を担うこととなりました。
「またまた前任のいないポストを作り、員数外のオバチャンをつけた。。。」それが、私のこの4月人事の真相です。
与えられた仕事は、担当理事が自ら主宰するプロジェクトの事務でした。
昨年度、プロジェクトに200万円の予算でパート職員1名を配置する要求が却下された代わりの措置です。
既に進行中のプロジェクト、その構成は型破りで、元公務員の常識ではあり得ない運営方法が取られていました。
それにもまして、私がとまどったのは、今年度実施予定の企画が、関係者や参加者にとても無理がある、トンデモナイ内容だったことです。
とにかく面食らいましたが、運営形態としては、今後の継続に無理を感じるものの、トップダウンの手法を活かせるメリットを感じました。
このため、取りあえず、継続のため、仕組みの再編成を責任者にお願いすることにいたしました。
ただ、企画には既に潤沢な予算確保のメドはたててあり、企画概要の関係者への周知も旧年度中に終え、引き返せない状況にあり、とにかくこのままやる以外にはありませんでした。
しかし、ただただトンデモナイのオンパレードなのに、趣旨自体はとても素晴らしく、きっと若い参加者の一生の思い出にできるに違いないと思いました。
また、”記録”と関係書類の”印刷”を担う筈のパートさんが、オバチャンに代わったからには、それなりのお仕事をさせていただかなくっちゃと思ったのです。
何よりも、主宰はじめプロジェクトメンバー、多忙な本業の合間練られてきた企画は、貴重な汗の成果で、粗末にはできないと思いました。
そして、私自身も、このお仕事をとことん楽しませていただこうと思いました。
はい、向かい風は楽しむ♪、それが私のモットーですから。
(^_-)-☆
組織として考えれば、本当は、関連の本業で七転八倒している状況下で、こんな贅沢な!思う人も多いでしょう。
私自身もそう思っています。
しかし、判断するのはトップです。
担当者としては、そういう状況だからこそ、少しでもこのプロジェクトの価値を高めるために、努力する以外にはありません。
とにかく、なんだかんだいっても、与えられた仕事はやるっきゃなく、贅沢な仕事ができることに感謝し、手探りで、この4ヶ月を駆け抜けたのでした。
そして、梅雨の初めから猛暑の今にかけての、時間外の過酷なスケジュールでしたが、たくさんの人達に参加いただきました。
おかげさまで昨日、年2回持つプログラムの1回目が、何とか、無事に終了できました。
プロジェクトのメンバーの努力、そして所掌するチームの協力あってのことでした。
手前味噌となりますが、お役得で陪席したプログラムにはたくさんの感動があり、うちの組織の素晴らしさをあらためて実感しました。
また、参加者のキラキラした目に加え、数百枚のアンケートから、ズシリと成果の手応えを感じております。
秋にスタートする次のプログラム、参加申し込みが思いの外少なく、現在追加募集中。。。
とにかく、一人でも多くの方にプログラムの良さを伝えること、来年以降継続が可能な企画にするため、担当事務のオバチャンは、与えられた仕事を明るく頑張るのみです♪
当面、うちの組織人の常識と、ステークホルダーの常識のギャップをいかに縮めるかってことに、心を尽くしたいと思っております。
以上、職業人としての、近況、とのことでした。。。
暑中お見舞い申し上げます。
そして、どなたさまも、どうか素敵な週末をお過ごしください。