あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

朝のひかり

約4ヶ月の療養を経て、職場復帰後間もないある春の朝のことです。

乗り慣れている筈の通勤バスの車窓から、朝の太陽を眺めました。
見慣れている筈の朝の太陽なのですが、特別の感じがしました。
こんなに温かくそして明るく、なによりこんなにやさしかったのかと。

思えば長く「うつ」と過ごす間、私は暗いところが好きだったようです。
冷暗所。。。
古い大きな田舎の家にある、土間の暗がり。
夏に入るとひんやりと汗が引いていくような・・・。
暗がりで遠くに射す一条の光を飽かず眺めるように、「うつ」と過ごしていたように思います。

病識は治って改めて感じたように思いますし、当時治りたいという意識もあまり強くなかったようです。
きっと、治りたい気持ちはあっても、あきらめの方が大きかったのでしょう。
でも、その中でもやはりいつか元気になることにささやかな希望を抱いていたようには思います。

あらためて、働けるまでに回復した喜びを、通勤という日常の営みで私はかみしめたのです。
目を閉じ、ガラス越しの太陽の輻射熱と明るさをじっと感じる。
40数年生きてきて、やはり朝の太陽とこんな接し方をしたのは初めてでした。

元気になっても、毎日色んなことがあります。
そして沈み込む気持ちに他の人より過敏に反応してしまいます。
でも、曇る日も降る日もありますが、朝太陽は確実に昇り私を照らしてくれているのです。
朝の太陽への感謝、一日のリズムの基本です。

元気になって気付いたことですが、これは、効きます! (^^)v



うつ病は治ります。
治りたいというささやかな気持ちを、大切に温めることが大切って思います。




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