あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

「粗末にされる客」と「大切なお客様」

先日仕事で、同じところから、より低額でしかも割引率の高い商品を購入した。
前の購入者が売り手から大変粗末にされたにもかかわらず、「大切なお客様」として対応いただいた。
取り敢えず、これを評価し今後のお付き合いは続けることとした。
*ちなみに、ここでしか買えない商品を売っているところです。

これを巡る「若手」との会話から、今後の我が身への戒めとして一部ここに書いておきたい。

  仕事では粗末にされる客になっちゃいけないんだよねぇ。
  努力して、「大切なお客様」にならなくっちゃ。
  毎日ランチを食べ、月1の会食を予約しても粗末に扱われる客。
  月1のランチ、年に数度の飛び込み会食、なのに「大切なお客様」として扱われる客。
  お店だけのせいだけじゃないって思うの。
  粗末に扱われる客には、それなりの非があるんだよねぇ。
  買おうとしている物の価値を見定める目を養うべし。

  落とすお金の額だけでお客の品位が決まる訳じゃない。

  「大切なお客様」になるための努力、売り手への心配りが必要って思う。
  例えば、売り手の質を高める能力のある客は粗末にはされない。

  お店の質の向上は、支払う額以上の売り手の利益になるから。
  気持ちよく少額のお買い物を長く続けたかったら、これを提供できる客になる必要がある訳。
  どぉ~でもいい時はどぉ~でもいいんだけどネ (^_-)-☆

  まぁ、粗末にされたって感じた時は、腹をたてる前に我が身をチェックした方がいいかもぉ。

  相手がおバカの時は論外。
  こっちも腹をたてるだけ損だから。。。(笑)
  





祖父の代から長年にわたって、名古屋から定期的に実家まで営業に来られる商人がいらした。
厳しく口うるさい父との商談に長い時間をかけ、僅かな商品を売って帰られる。
小さな商いで、恐らく潰す時間を思えば割の合わない商売だった筈。
だがたまたま目にした同業の大きなお店で、その方の商売ぶりを拝見。
右から左にデデンッと多数の商品を売りさばかれ、さっさと帰って行かれるのを目にした。
大人になって、数十年ぶりにお会いした時この話しをしたら、
「大将との商売で私はお勉強させてもらってます。」とにこにこ笑っておっしゃった。
とうにご隠居さんになられていいお歳で、財をなされていたらしいが、
九州まで実家にだけ僅かな商売をしに足を運ばれていることを、ナイショで教えてくださった。
その時の驚きと感謝。

お客もプロ意識を持たなければいけないと、あらためて思いおこした次第。