ここに木を植える
ここに木を植えよう、強く、そう思いました。
土曜日の朝のことです。
土曜日の朝のことです。
やっと出たと思ったらお水が止まっていて、本当にガッカリでした。
出ないものは仕方無い、台所の片付けも出来なくなったし、気分転換にお散歩に出ることにしました。
お気に入りのお散歩コースは、川沿いに続く歩行者専用道路です。
わずかの間に菜の花は花の代わりに種をたくわえ、代わりにクローバーの白い花が真っ盛り、足下の草は鮮やかな緑で、穏やかないつもの春の風景です。
すっかり元気になり、心地よい風に吹かれ歩いていると、色づきかけた桜桃を摘んでいらっしゃる方がおられるので、お声をかけてみました。
”まだ酸っぱいね!”と笑っていらっしゃる年配の男性H氏は、なんと、その木の主でした。
桜桃の木は、高校の数学教師ご退職の記念樹だそうです。
お孫さんの小学校入学の記念樹など、あたりには沢山のソメイヨシノに柿の木も植えられています。
この散歩コースの川、かつては生活用水が流れ、氾濫を繰り返しては、度々辺りを水浸しにしていました。
しかし、下水道の整備や、大規模河川改修によって、優しい川になりました。
今回は、トイレのお水となって、友人のお母様の避難を助けてくれました。
でも、木は育ちます。
桜の名所はまた作れば良いのです。
落ち着いたら、”熊本大震災復興祈念樹”を、ここに植えたいと思いました。
それが相応しい場所だと思うからです。
取りあえず、今育っている樹木のお世話をお手伝いさせていただくことにしました。
夏になると、葛が伸びて木を傷めるそうです。
散歩のついでに、葛切りのお手伝いをさせていただくつもりです。
我が家の桜桃は、震災で鳥よけの取り付けどころではなく、今年もカラスのおやつになりそうです。
でも、今週末は、H氏の桜桃を散歩のついでにつまむ楽しみが出来ました♪
この大きな試練は、新しい熊本の美しい風景を造る機会になります。
職場と我が家の復旧作業、落ち着いたら、友人の作業所で炊き出しのお手伝いもしたいです。
まずは被災者した職業人として、お仕事と自分自身の事、次は、本当に困っている人のために。
散歩に出たことで、落胆は希望に変わりました♪
散歩に出たことで、落胆は希望に変わりました♪
木を植えるのは少し先になりそうですが、その日まで、頑張ります!!
画像は過去記事のものです。
友人の作業所では、当面、食材の提供と炊き出しの調理ボランティアが必要なようです。
ただ、長期の運営は難しいようですし、性質上、収容されている方々の生活再建は大変な困難が予想されます。
本当に必要な所に、行政による福祉が行き渡りますようにと、今は祈るばかりです。
ただ、長期の運営は難しいようですし、性質上、収容されている方々の生活再建は大変な困難が予想されます。
本当に必要な所に、行政による福祉が行き渡りますようにと、今は祈るばかりです。
電子レンジに到達♪
食器棚を起こして、耐震固定完了しました♪
食器の割れたのを片付け、使える食器の仕分けも何とか完了~♪
やっと電子レンジとオーブントースターに到達しました♪
午後お水が出るようになり、夜間の断水に備えて浴槽に水を溜めたり、洗濯や後片付けを頑張りました。
お気に入りの食器がダメになったのはとても悲しいのですが、空きスペースが出来ました。
調理器具等を使い易く収めなおしましたので、復旧が完了すれば家事がはかどりそうです♪
お陰さまで元気にしております♪
本当に胸が痛みます。
ただ、会う人はみんなやさしくて、人情は益々あつい火の国です。
ボランティアの仲間のひとりは、避難所に身を寄せられない障がい者の方々を作業所に受け入れお世話をしているそうです。
災害弱者の方々への支援が、本当に不足しています。
先が長い支援が必要になりそうなので、あらためて、ご報告と、支援のお願いをさせていただきたいと思います。
水だぁ~っ♪
お水が出ました!
ただし、応急措置で、やっとこさ出ている状況です。
でも、本当に嬉しいです。
当たり前のことが、本当は奇跡だということを実感します。
まだガスが来ていませんし、台所の惨状も殆ど解消できていなせん。
それでも、晩ご飯は、炊きたてのご飯に塩鯖を焼いて、大根おろしも付けました。
野菜はトマトと胡瓜にアボカドです。
トマトは櫛形トマト♪
野菜を洗って、ちゃんと包丁とまな板で調理が出来ました♪
そして、実は、嫁いで東京にいる娘が、出張で、しばらくこちらにいることになりました♪
嬉しいサプライズです♪
今日は4階まで10往復以上、重量物の運搬等、肉体労働に精出しました。
しっかり食べて、眠って、沢山笑えることを見つけながら、元気に頑張ります!
最初の地震から1週間が過ぎ、調査が進むにつれて、被害の深刻さがだんだん見えてきました。
とにかくやるっきゃないっ!!
頑張ろう、熊本!
お水がまだ出ません。。。
建物近くまで来ているらしいのですが、まだお水が出ません
一昨日は、住人のお一人がトイレ用のお水を駐車場に沢山運んでくださいました
鯉の養殖用の水槽2杯に井戸のお水が満タン、みんな大感激です。
お年寄りも多いですし、本当にありがたいです。
ただ、“大”だと、ものすごい量のお水が一気に流れます。
昨日は消防団で補給してくださいましたが、今日はまだです。
動ける我が家はもったいなくて使えません。
節水コマ付けておけば良かった、、、後の祭りです
でも、10リッターの水タンク2個、7階まで上げることが出来ましたので、体力にちょっと自信がつきました(笑)
また、大変は大変ですが、今日は息子の家で久しぶりに母に会い、お風呂に入ることも出来ました。
とても恵まれている方だと思います。
家の片付けは、水が出て、余震もおさまればはかどると思いますので、それまで放置です。
飲み水と食料、トイレの水が確保出来て、自分のベッドで眠れる、それだけでありがたいです。
当分は、とにかく、心身の健康維持第一で、この困難を何とか乗りきりたいです。
復旧作業中。。。
今日明日は休暇で家の片付けですが、、、なかなかはかどりません(/ー ̄;)
城下カレイを食べて温泉で一泊、それがこの休暇の当初の目的でした。
目的は変わったものの、良いタイミングでした。
2日間、職場で損壊した書架の解体、本運びを手伝いました。
当面この作業が続きます。
パソコンのかわりに、レンチやペンチ、ハンマーが仕事の道具になりました。
時間帯によっては圧死者が複数出ていた筈ですし、全員の無事が確認でき本当に良かったです。
4階まで何度となく階段で行ったり来たり、スポクラ休業中ですが運動不足は回避出来そうです。
世の中うまく出来ています( ̄ー ̄ゞ-☆
それにしても、この2年余り身体を鍛えてきて良かったと心底思います。
徒労に終わる仕事も多い中、これらの作業の成果は確実で、本の雪崩で埋まった研究室の床が見えた時の喜び、達成感は、頑張れば確実に味わえます。
作業は大変ですが、意気消沈、呆然自失だった先生方が少し元気になり、喜んでもらえるのは嬉しいですし、私自身も元気になれます。
何よりも、動いている間は、つまらない不安は感じずにすみます。
ただ理系の研究施設には深刻な被害も出ていると聞きましたし、学内の重要文化財も損傷しています。
被害の実態が把握されるのは先のことでしょうが、恐らく想像を遥かに超えるものになりそうです。
ひと安心
心配していた老夫婦、区役所を通じケアマネージャーさんにつないで頂き、娘を通じお孫さんから報告がありました。
家屋の状況等も客観的に確認していただき、ヘルパーさんが週に4回来てくれることになったそうです。
もしも必要になれば、これで速やかに医療機関につなぐことも出来ます。
区役所、ケアマネージャーさん、ありがたいです。
避難所の管理はちとびっくりぽんもありましたが、医療ボランティアの先生保健師さん、イレギュラーのお願いに何とか折り合いを見つけ、しっかりした対応をしてくださいました。
皆与えられた場所で心を尽くして頑張っています。
困難の中にいるものの、解決の術が必ず有ります。
この国に生まれて良かった、心からそう思います。