あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

婚外子問題に思うこと

憲法違反という最高裁の判断は覆しようがない。
また、婚外子に、母方の相続分にも差があることには、確かに合点がいかない。
ただ、相続額の多少は、受け取る人間の価値とは無関係の筈。
それが、相続額の多少で人の価値が変わると言わんばかりの世論、マスコミに、私は違和感を感じている。

相続額の差は、”婚姻”の社会的価値の証で、社会秩序の基盤のひとつと言える。
また、”糟糠の妻”という言い方は、時代にそぐわなくなったが、苦労を共にする妻と築いた家庭と、築き上げた冨の上にあるおいしいとこ取りの別宅の暮らしは同じではない筈。

そもそも、自由な時代を生きる女は誰も、自身の生き方を選択する権利を有している。
大人の女は自立し、育む生命には、生む性としての責任を持つ。
いきさつはどうであれ、婚外子を生む、母となる道を選んだのであれば、その選択に責任を持ち、子にも胸を張って生きるよう説けばよい。
そして、相続額の多少が、人間の価値とは無関係であることを諭すのも、母親の責任と私は思う。

巡り合わせ、タイミング、運命は時に過酷だが、翻弄されながらも、自分なりの幸せを見つけるのが、生きる醍醐味ではないか。
生まれ落ちた家の事情、経済状態は様々で、そもそも平等などあり得ない。
婚外子に関してのみ、相続額の多寡で平等を論じること自体がオカシイ。

まぁ、いずれにしても、小市民にはどうしようもない次元の話しではある。
せめて、当事者が、授かるお金の多少で、自分自身の尊厳を傷つけることのないようにと、強く願う。
 
 
 
 
イメージ 1
 
 
画像は、もち記事とは無関係です(笑)
先日天草を訪ねた時の携帯画像です。
東シナ海に沈む夕陽、の筈だったのですが。。。
あいにくの雲に隠れてしまいました。
でも、台風一過、この夕焼けに感謝しました♪