あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

トウモロコシを燃やさないで!

この二月あまり、あなろぐは「にわかエコオバチャン」になり、色々な環境問題について、お勉強をさせていただきました。
そして、色々なことを考えました。

その発端となった、マイ箸のこと。。。
間伐材に商品価値を与え、消費し、林業の振興を目指す。
その一環として、県産間伐材の割り箸を普及させること。
ただ、そのお箸はとても素敵ですが、アジア近隣諸国から輸入される割り箸と比べれば大変高価なものです。
滅多に行けませんが、それなりの高級なお店で使っていただくという手があるものの、お食事の後は捨ててしまうことに、やはり抵抗があります。
間伐材に、もっと相応しい用途があるのではないでしょうか?
専門家の技術、科学の力に期待したいと思います。

また、熊本県は竹の産地で、ひと頃は竹の割り箸を製造するところがたくさんあって、竹の割り箸は御当地製という思いこみがありましたが、これは一昔前の話し。
豊かな竹林も、竹の消費が減り、踏み入る人も少なくなり、荒れて行こうとしています。
すぐに大きくなる竹は、周りの杉林の日照を妨げます。
色々な方面から考えてみて、取り敢えず、御当地製竹のマイ箸を機会ある毎にご紹介してまいることに致しました。

そして、私自身はマイ箸ですが、これから当分の間は、食卓で森林浴の出来る素敵な高級割り箸を持ち歩き、行きつけのお店のオーナー等にご紹介してまいります。
いずれにせよ、お箸や身の回りのものを通して、森のことを多くの人に考えていただくお手伝いができたらと思います。



ところで、昨今の環境問題解決の手法で、どうしても気になることがあります。
当然予想されていた食料品の高騰。
農業生産物で作るバイオエタノールの普及を目指すことには、抵抗があります。
時代に逆行と言われても、私はどうしても使えません。
もし、「お米」が燃料になるとして、日本で普及すると思いますか?
古来、燃料は、物の最終利用手段であった筈です。
世界のあちこちで、飢え苦しむ人達が無数に存在するのに、食べ物を粗末にすることが私には、到底できません。

トウモロコシを燃して、ドライブを楽しみ、インスタントラーメンの値上がりを嘆く。。。
なんだかとても、滑稽に感じます。。。

牛糞を、建築資材や燃料に利用する人々。
文化的な生活を誇る、愚かな都会の人間より、およそススンデいるように感じます。
科学の力で、生ゴミから燃料が作れる時代になりました。
優秀な科学者には、是非、屎尿を燃料に変えていただきたいと思います。

環境ビジネス、CO2削減が売買される時代、環境問題への取り組みが、功利主義でゆがめられないことを祈るばかりです。
環境保護は、CO2の削減だけでできるものではありません。
また、目先の環境問題を声高に叫ぶ余り、他の考えを排除しがちになる、環境保護団体の運動。
もっと寛容であって欲しいと思います。
複雑な要素が絡み合って形成されている環境問題。
それが全てではありません。
こっちを立てればあっちが立たず、でも究極の目標は案外同じ筈。
他の視点や、取り組みを排除せず、多くの人々の共感を生み出し、何よりも、ひとりでも多くの人に、環境に目を向けていただくことこそが、大切なのだと思います。
運動家が熱く語れば語るほど、大衆はついて行けず、温度差は増します。

難しいことを言わず、単純な行動は、形からはいっていいと思います。
ださいオバチャンじゃ、しようがありませんが(笑)
マイ箸、マイバッグはかっこいい♪
煙草の吸い殻やチリを捨てるのはカッコ悪い、でも、拾うのはカッコいい。
ただ、単純に、それがスタンダードになれば良いと思っています。








無力な小市民としては、責任の取れる範囲内で、それなりのささやかな取り組みを続けていくだけです。
今回、ボランティア活動の延長線上で、いいお勉強をさせていただき、私なりの新しい課題を見いだせたことに感謝です。









持ち合わせた力を活かし、その立場なりにみんなが良かれと思うことに取り組む。。。
試行錯誤、知恵を絞り改善のための挑戦をしていく中、時には思わぬ結果を生むこともあるでしょう。
でも、無欲な、民のためによかれという思いでなされた結果は、色々あっても、きっと良き方向に向かう時が来ると信じています。

例えば、天皇陛下が胸をお痛めになっていらっしゃるブルーギルしかり。。。

品種改良もですが、不味い物を美味しく食べる工夫なら、主婦でもできるかもしれません。
いっそのこと、環境保護団体の主催で、お料理コンテスト。
優秀作を御当地料理として名物にするなんてのはいかがでしょ?

一緒に胸を痛め、嘆くだけでなく、その気持ちを改善のエネルギーに変えて、明るくまいりましょう♪