あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

佳き日の記録

天気予報を裏切り、晴天に恵まれ見事な菊が咲き乱れる神社で
姪の結婚式に列席することができました。
おそらく生涯列席しうる最も厳かで温かな神道の結婚式と思いますので、書きとめておきます。

九州でも指折りの歴史と格式ある、大きな神社。
39代目の宮司(神主さん)と40代目を継ぐことになられる御子息によって式は執り行われました。
新郎のお父様と神主さんのお付き合いあってのことで、とても特別のことだったそうです。
11月の第一土曜日とあって、七五三のお詣りも多い中、
境内でたくさんの御参拝の方々にも祝福された、とても素敵な結婚式でした。
(花嫁さんに主役を奪われた晴れ着姿の子供達はチョッピリ気の毒。)

特に心に残ったこと。。。
  滞りなく式が終わり、神主さんから異例の御挨拶。
  イザナギイザナミの神話に触れ、
  「結婚式は子孫繁栄のための、命のリレー」と説かれたこと。

  控え室にあった資料から、
  「二礼二柏手一拝」の二拍手と一拝の間には、ちゃんと「祈り」があることを確認。
  苦しいときだけの神だのみは、チョット寂しいけれど、
  桜湯をいただきながら、やはり「祈り」は、宗教の原点なのだと思いました。

  祝福の中で、命のリレーを見守り、
  結ばれた二人の将来と、家、集う人の幸を祈る。
  結婚式はともすれば、肩が凝るだけのただの時間になりがちですが、
  人としてとても自然で素敵なセレモニーと、再認識した次第。


ホテルでの披露宴も、出席者の名簿に、続柄はあっても肩書きは無い、
親族と友人のみが集う、心温まるものでした。
でじの御挨拶はまずまず。
スクリーンに映し出された懐かしいお義父さん、お義母さん。
よみがえる思い出の数々。
幼かった姪の面影と花嫁さんをだぶらせ、でじは隣の席の我が娘をどんな気持ちで眺めたんでしょう。
あんな立派な新婦の父にはでじはきっとなれないと思うと、義兄がまぶしかったです。

本当に佳い日でした。



【付録】
年間700万人の参拝客のあるそのお宮のHPから・・・
(ただ、新婦控え室の資料では、3と4の間に「祈り」がありました。念のため)

*神社参拝のお作法*
神社参拝の時には、入口の鳥居の所で服装を整え、会釈をし境内へ入ります。
手水舎にて、両手を、口をすすいで清めます。
参拝の時には、神に誠意のほどを捧げ賽銭を上げます。
参拝の作法は二拝(礼)二拍手一拝(礼)にて行います。
1.姿勢をただし、会釈をします。
2.背中が平らになるまで腰を折り拝(礼)をします。これを二度繰り返します。
3.胸の高さで両手を合わせ、肩の幅程度に両手を開き、二回打ち合わせます。
4.もう一度背中が平らになるまで腰を折り拝(礼)をします。
5.最後に会釈をします。