あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

声なき声

全職員を対象にWebを利用して行われた、アンケートの結果が公表された。
設問内容の洗練という点において、当初は不満だったが、成果を評価したい。
結果公表にあたり、たくさんの生の声が掲載されたことは意義深い。
保育支援を中心としたテーマであったが、
そこには多方面に亘る末端の、「声なき声」が広く伝えられた。

ところで今日提出した、ささやかな改善案の、いくつかのテーマのひとつは、
「小さなストレス」の解消だった。
たとえば、1枚の簡単な書類作成は、
「何でこれ、私が書くの?」と目くじらを立てるほどのこっちゃない。
でもそれが、知らぬ間に10枚になっていたらどうだろう?

今回、保育支援という事務職員の仕事とは一見無関係のアンケートであったにも係わらず、
事務への不満の声が散見されたことを、重く受け止めるべきと考える。

10年以上前から、続けられて来た「事務の簡素化」の名のもとに、
本来なすべき仕事を、他に転嫁したことをもって達成された部分が少なからずある。
合理化や効率化は、それに取り組む一部の職種のみのものではない。
声なき声に、触れる機会を得たことに感謝している。

組織の社会的役割を担うスタッフが、本来の仕事に専念できる環境。
それを整備するのが、管理部門の使命である。
限られた人材でできるサービスには限りがある。
だからこそ、やるからには満足度を高める工夫をしたい。

今回の提案が承認されたとして、省略できるのは、極めて簡単な書類1枚である。
これは、1行のデータ入力に置きかえられる。
利用者の反応が期待できる程のものではない。
ただ、この草の根の取り組みをこれからも続けて行きたい。

薄紙を、1枚1枚はがしていくような、根気のいる仕事だ。
信頼関係を再構築できるような仕事を、できれば静かに温めていきたい。

だが、声なき声に応えるために、オバチャンは今日も吠えた!!(爆)