あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

「国際憲法」と「暗黙のお約束」(ボランティアのルール)

昨晩は所属しているボランティアクラブの例会でした。
恒例の夏の行事が一段落し、若いキャンプリーダー等スタッフを招いてのビアパーティーでした。
いつものように、たくさんの笑顔と感謝に出会い、活力をいただきました。
その2次会で大変胸の痛むことがありました。
愛するが故の辛口としてひとこと。

通例で当クラブに送付された、同地区他県にある他クラブの会報(月報)のことです。
それは、地区会議で廃案とされた案件と役職解任に触れた穏やかでない記事でした。
おりしも、1次会で隣席された、他クラブビジターからとてもよいお話を伺った直後でした。

隣席された方は、地区住民会議の代表として精力的に活動されておられる方です。
よいお話とは、成果を上げられた基礎には、クラブにおける活動があったと言うものでした。
いただいた3年間の活動実績報告の「まとめ」から抜粋引用させていただきます。
まさにボランティア精神の核に触れるものと思います。

「皆さんとの暗黙のお約束は、自らの発する言葉に責任を持つこと。同時に、人を力づける言葉、人を勇気づける言葉、人を快適にさせる言葉を口にすることを何より大切にしてきました。そして人のやる気・気勢をそぐ言動を慎むために、常日頃から反省と評価をする必要があると思います。」

クラブの所属する国際団体には、国際憲法をはじめとした構成組織毎の明文化されたルールがあります。
ルールは、強い義務感を持つことをモットーとし、友好をひとつの目的としています。
これに則って活動を行うことはメンバーのプライドです。
廃案等の事件の背景にはルール違反があったものと思われます。
それに重ねて、この会報はルールを意識したものとは思われません。
組織の一員として、大変残念な出来事でした。

ボランティア集団は、多かれ少なかれ熱い思いを持つ、お節介屋さんの集まりです。
その秩序を保つために、ルールが存在します。
明文化されたルールは、組織の権威でもあります。
しかしその権威は、メンバーひとりひとりの理解が無ければ砂上の楼閣と化します。
ルールは本来、組織が最大の活動効果を導く基礎となるものです。

ボランティア活動は、金銭対価を得ることを目的とする生業を営むこととは異なります。
このため、効率よりも精神を尊重し、成果の評価も企業等の組織とは内容が異なります。
「プログラムは手段であって、目的ではない。」(前述「まとめ」より)
また、ボランティアの汗は笑顔によってのみ報われると思います。
組織の一員として、全てのメンバーの活動の全てが、笑顔のためであることを希望します。

この不愉快な出来事をひとつの戒めとして、
誰かの笑顔のために、頑張りたいなって思うのです (^^)v