あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

無念仏

 昨日は両親とお墓に参りました。

 サイクリングが好きだった祖父を偲び、苦労をして逝った祖母を思う静かな時間。
 今の私に命をつないでくださったご先祖様に感謝をし、手を合わせ頭を垂れる。
 年に幾たびかこうした時間を持つことは、やはり私に必要なことです。

 便利な場所にある古くからある墓地です。
 しかし、久しく人が訪ねたあとの無いお墓が目立つようになりました。

 「お墓」の売れ行きは好調だそうです。
 しかし、少子化
 これからどんどん無念仏が増えて行くのでしょう。

 大きくて立派なお墓、でも参る子孫の絶えたお墓。
 粗末な卒塔婆は朽ちていきますが、石は姿をずっととどめます。
 子孫の繁栄を祈り建立されたのでしょうが、守る人がなくなれば無念仏です。
 寂しいことです。

 海葬、骨は灰にして海にまく。
 それもいいのかもしれませんね。

 でも私は、困ったバアサンだったと言われたい。
 年に数度家族が集う場所に、いつか眠りたいと思います。





*でじが、フランスのお墓は3代限りで管理されていると言っていました。
 感心したものの、共感にはいたりません。