あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

アウロラにオロオロでアロンアルファ・・・

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17年間愛用(勤続20年の自分へのご褒美)の万年筆を、落として割ってしまいました。
スチール机の足でコツンと音を立てたと思ったら、胴体だけが床にコロコロ。。。
 
ん?
なんと、キャップが真っ二つ!
ショック!!(涙)
数日前のことでした。

 
 
んで往生際悪く、アロンアルファ。。。

そしたら、お見事っ♪
    (接着剤の跡を取り除くと、もっと綺麗と思うのですが、
    でじ曰く”このままの方が強度確保できる”そうな。。。)

イザという時の強い味方アロンアルファ、日本の技術に感謝です<(_ _)>

PCのおかげで、”書く”機会がめっきり減りました。
加えて、ボールペンが手軽なこともあり、万年筆の出番は減る一方でした。
でも、万年筆はただの道具なのに、私を励まし、時に戒め、いつもやさしい、不思議な存在です。

よく手紙をくれる大切な友人の万年筆の筆致が大好きなこともあり、ある日思い立って一斉にメンテしました。
そして、古い頂き物には朱色インク、メモや日記と日常の筆記の殆どを、万年筆に頼るようになりました。
たまにボールペンを使うと、筆圧の低い私は、筆ペンや万年筆のやさしさをあらためて実感します。

 
それにしても、この、愛用の一本の、割れたタイミングにはびっくりです。

実は、ひょんなことで1本増えた矢先でしたが、思うところあって、気持ちの節目にと、日常使いの1本を探していました。
店頭で美しい姿にうっとり、試し書きすると、筆圧を補い自走するかのよう、素敵な一本に出会いました。
凝り性の方にはこだわりの筆記具、違いのわからないオバチャンには、単なる筆記具ですが、キッチンの包丁のような、大切な日常の道具であることに変わりありません。
”好き!”この感性を粗末にはできません。
ネットで酷評されるほどの重さが、何故か非力な私のハートをわしづかみにしました。
この冬も夫のお下がりのダウンで我慢する覚悟で、少しだけ奮発し、細字を注文した直後の出来事だったのです。

あれしきで割れるなんて、きっとご機嫌を損ねたせいねって、物に宿る不思議な力を感じた次第です。
補修したこの1本に、益々愛着が増したのは言うまでもありません。

断捨離が流行なのに、古くても、割れても万年筆が捨てられない、困った性分です(苦笑)
新年に届くであろう1本を含め、使い倒すことで、全部生かしてやりたいと思います。


余談:
昨日、知人が署名をされる際万年筆を差し出したら”えっ?万年筆なんて使っているの!”とびっくりされました。
確か3千円くらいで買った日本製の万年筆、これが素晴らしく書き心地がいいんです。
何十年かぶりに万年筆を使われたとのことでしたが、”いいねぇっ!”と、書き心地の良さにも驚いておられました。
また、日本のメーカーからは、”色彩雫(いろしずく)”というシリーズのインクが出ていて、詩的な名を持つインクはどれも個性が光ります。(いわゆる”黒”や”ブルーブラック”と呼べる色の他、マーカーの代わりや、注記等に使いやすそうな色も揃っています。)
新しくユーザーになられるのであれば、スケルトンの安くて優れもの万年筆と合わせて使うのも素敵かもしれませんね。

それにしても、手頃なお値段で、日本製の、重ぉ~い万年筆が無いのがとても残念ですぅ。