あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

6月の終わりで

一昨年の4月、人事異動で、とあるプロジェクト業務の事務を命ぜられました。
 
全く新しい仕事で、所属する課のミッション外、事業の継続性等多々問題がありました。
 
このため、プロジェクト業務と併行して、関係業務推進のための体制造りに取り組みました。
 
幸い、トップの理解が得られ、組織中枢の会議を幾度か経て、関係規則が制定され、昨年4月には新しい体制が出来上がりました。
会議で承認された体制では、私のポストはありませんでしたが、移行期でもあり、そのまま新設された”室”に配属されました。
 
新しい室は、監督者の部屋から遠く、不便な仮住まいでしたし、プロジェクト業務も、たくさんの問題を抱えていましたが、本格稼働し、初年度を何とか乗り切りました。
 
”室”の立ち上げ初年度である昨年度は、業務分掌が移行されたり、私自身は、上司の命により、点在していた業務窓口の一元化に取り組み、今年4月からは、そのまま新規の窓口業務も担当することになりました。
 
新規業務は、準備段階では異論を唱える人もあったものの、幸い関係者の協力が得られ、実務上発生した問題も、関係様式の改善等で解決することができ、順調に滑り出すことができました。
この3ヶ月で、想定外のメリットもたくさん発見することができました。
 
一連の業務に当室という経由箇所が増えることで、効率化に逆行するという声もあったものの、実際は、関係書類の一元チェック、流れの整理による効率化のメリットは想定外に大きいという印象を受けました。
また、日常業務で、本来のお客様と、直接接する機会が増え、得られる情報、コミュニーションそのものも当室の財産と言え、私自身、当初、内心不安がありましたが、今は本当によかったと思えます。
 
 
プロジェクト業務が繁忙期を迎える中での突然の内示、正直なところ、大きなショックでした。
 
ただ、仮住まいの事務室が、本来あるべき課内に移動し、ロス解消♪
2人で大丈夫の事務が3人いれば、結果的に働かない人が出ることになりかねません。
加えて、4月に入ったデータ処理等を担当する人は、高い能力さることながら、センスが抜群です。
 
担当してきた業務も、落ち着いて振り返れば、ルーティン化の基盤は既に完成。
担当業務に終わりはありませんが、移行業務は、既に完了したと言えます。
”室”の本来の業務量は大したこと無いものの、新しいことを一から始めるのは、楽しくても、それなりの苦労がありました。
なので、達成感で、何だか胸が一杯になりました。
 
また、この2年3ヶ月に亘る業務を通じて、組織内外のたくさんの方々と関わることができました。
この2年3ヶ月の経験は、かけがえのない私の財産です。
 
物事の始まりは見えても、終わりを見極めるのは容易くないことが多くあります。
”終わる”判断が、ムダを発生させないためのポイントなのだと、今回確信しました。
 
繁忙期を前に、担当者が、今後の業務に何の心配もなくいなくなれる、本当に素晴らしいことです。
 
あらためて、幸せだなって思いました♪
 
気がかりは、”室”の所掌やマネージメントに関すること、3ヶ月片腕となって、たくさんの不快な出来事に一緒に耐えてくれた優秀なパートさんの職場環境ですが、それは、責任者と管理職の仕事です。
 
責任者達に、末端事務担当者から見た問題点等を、簡単にまとめ、ご挨拶に代えて伝えました。
これが、”室”で、私にできる精一杯の、最後の仕事でした。
 
 
 
 
空っぽになったデスク、6月を、清々しく、終わります。
 
 
 
 
 
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遠い昔の、夏の空です。
ある日、絶望の中で、夫がドライブに連れ出してくれました。
ふと見上げると、彩雲がありました。
苦しい時の、お守りです(笑)