あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

大人のおもちゃ♪

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すみません。
そんなんじゃなくって、古い、白木のおままごとセットの話しなのです。
<(_ _)>







ピアノの調律が始まる頃、かりんとうとゆめが突然やってきた♪
後ろの調律中のピアノは、昔、お母さんになったご褒美にでじに買ってもらったもの。

 *ちなみに当時、他の選択肢は、中型2輪とハンググライダーでした。
  はい、半ば「おどし」でした(笑)

家族の歴史と共に、物に刻まれる歴史。
金平糖の歌を支え、娘の思春期を影で支えてくれたピアノ。
やがて四半世紀を経て、当時惚れ込んだ音色は更に深みを増したように感じる。

かりんとうと昔話をしながら、ふと「白木のおままごとセット」を思い出し、物置から探り出した♪

確か、2歳になった娘にクリスマスプレゼントとして買い求めたもの。
昔、若い家族の暮らしの中で、随分贅沢な品だったように記憶している。
木の箱の胴はそのまま食器棚で、蓋はしっかりしたミニテーブル。
小さなスプーンなどが1点も欠けないまま出てきた。
ただ、蓋のテーブルだけは、遊びだけでなく、生活の場面で随分活躍したので、小さいのに経た歳月なりの風格がある。

昔娘は、親の意に反して、カラフルな今時のおままごとセットを欲しがった。
だけど、プラスチックのセットは与えず、そのせいか、娘がおままごとを楽しむことは少なかった。
ただ、昔、狭いアパートの部屋を埋め尽くしたたくさんのおもちゃは、差し上げたり、捨てたり。
そんな中、我が家に生き残った白木のおままごとセット。
ゆめ達が帰って静かになった部屋で、しばらくひとりでおままごとを楽しんだ。
大人のひとりよがり、親のわがままだったと思いつつも、これでよかったように思う。


そして今、おままごとセットは物置から和室の片隅に居場所を変え、小さな掌を待っている。




  * ピアノメーカーの作る木のおもちゃシリーズのひとつ。
    職人さんの手でピアノの端材をろくろで削り、なめらかに仕上げた木肌。
    今眺めても、つくづくセンスのいい、美しいおもちゃだと思います。