あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

茶事

お気に入りのブログで、茶事の記事を目にして、
昔、平日の出勤前に茶事を楽しんだことを懐かしく思い出しました。

夏は暁の茶事。
記事では朝顔が一輪あしらわれておりました。
極めた方の風流を解するほどのたしなみはありませんが、
昔、何度か茶事のお支度をお手伝いしたことをふと思いだしました。
初夏、野の花の咲き乱れる産山の水源地での野点
初釜。
紅葉や菖蒲と季節を愛でるお茶の会etc.

茶事の醍醐味は本来、その晴舞台までの道のりを築くことにあるように思います。

常日頃、お客人としてのみ、そのハレの席に座る人。
その席をしつらえることに、日々腐心する人。
ふともれた本音を、はかることなく、
あるがまま耳にとめるのもよいとあらためて思うのでした。

ふくよかで、でも苦みなくしてお茶の味わいはありません。
それに、書きとめた人の人間くささなど、今は知るよしもないことですし。

お手前の細かい所作などとうの昔に忘れてしまいました。
でも、仕事、私生活に案外茶の心は生きているように感じます。

利休もやっぱりかわゆい♪
遠い遠い昔のことを、そしてさらに遙か昔生きた一流の先人達を、おちょこ片手に思う凡人あなろぐ。

私達は美しい国に生まれたものです。






ところで先日、さがしていた道中手前を娘の部屋で発見。
萩のやさしい小ぶりのお茶碗は娘に似合うようで、
そのまま置いて帰りました。
おかげで数十年ぶりに、お道具屋さんをのぞく楽しみができました(笑)