あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

H太さんへ

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連鶴と、長方形の紙で折ってくださった鶴、どうもありがとう。

私が長年苦しめられた病気で今ご入院中とのこと。
娘の高校の文化祭が初対面でしたね。
「折り鶴」という、何とも地味でオタッキーなテーマ、
クラスのみんなを巻き込み、素敵なイベントに仕立て上げた張本人に感服したものです。
達人のあなたは、このやっかいなオバチャンに親切に折り方を教えてくださいましたね。

私の不器用ぶりは、しっかり、覚えておられていたようで(笑)
今度いただいた鶴、娘に、展開して折り方を教えてあげるようにと仰ったこと。
とても嬉しく思いました。
何のお礼もできず心苦しいのですが、せめて私のとっておきをお伝えできたらと思います。

将来の進路に影響の大きい時期に病気になられたのをお気の毒に存じます。
ただ、回復後とても穏やかで豊かな時間を過ごすことに感謝する身としましては、
今の試練がきっと、あなたのこれからの長い人生を温かく支えるものになると、信じています。

病気は誰のせいでもありません。
もちろんあなたのせいでもありません。
でも、豊かな感受性、感じやすさは少しだけ持て余しておられるかもしれませんね。
哀しさや苦しさを感じやすいのと同じくらい、喜びや楽しさも感じやすくできている筈。
どうか、ご自分を受け入れることに、臆病にならないで欲しいと思うのです。
病気を治したいという意欲はきっとあなたをたすけてくれます。
あせらずに、是非、その意欲、希望を持ち続けてください。

ところで私は、五感の心地良い刺激は、希望の栄養だと思っています。
秋が深まる今時分、日の射す窓辺のぬくもりは素敵でしょう。
湯気までやさしい、香り高い紅茶もきっとあなたを少し幸せな気持ちにしてくれるでしょう。
そしてお気に入りの一曲と、心地よさに包まれた時の感覚を思う存分楽しんでみてください。
一日の暮らしの中に3回くらい、そんな時間を盛り込むとよいように思います。

短く、つたない文章ですが、これが私の回復のシナリオです。

ご回復を心よりお祈り申しあげます。