あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

元ホスピタルショッパーが選んだかかりつけ

 子供の頃から扁桃腺をよく腫らしたり、何やかやで、しょっちゅう近所のお医者さんのお世話になっておりました。
 成人後もそれは変わらず、思えば7回の入院歴があります。
 健康に自信がなかったため、「医療」に頼って生きてきた感があります。また、小心者の私は、病院を選ぶに当たっては相当リサーチして、お医者さんを選ぶか、信頼する方に紹介をしていただいておりました。おかげで、巷の医療批判からすると、良医に恵まれたと感じております。また、かなり先端的で高度な医療を受けていたと思います。
 
 そんな私の今のかかりつけ医のひとりは、看板は内科、皮膚科、リハビリを掲げる普通のビルクリですが、治療は「針」と「漢方」です。
 ぶっきらぼうなお医者さんですが、すごいのは、「治る」「治す」と信じて治療をされることです。
 この前の治療は効いていないと伝えれば、別の治療をなさいます。
 初診時の血液検査以外、検査を受けたことがありません。でも、患者の様子をきちんと観察をなさって、患者の訴えには正面から向き合われます。思えば、それが医の基本ではないかと思います。西洋医学では、不眠には眠剤を処方するだけですが、ここでは眠る前のお薬を処方されたことがありません。
「眠りたい」ではなく「眠れるようになりたい」という患者の希望を尊重されます。
 またどうしても苦しいときは、お世話になっている総合病院の先生に処方していただくこともよいのではとアドバイスをくださいます。
 そんな訳で、もうひとりのかかりつけ医はこの総合病院の先生です。こちらでは今「0mgのお薬の処方を続けて頂いている」と思っております。何かの時のお守りのような存在です。

 私は二人の良医との出会いにとても感謝しています。
 この先生方、あたりまえのようですが、今の医療の常識ではありえないことです。

 もともと、総合病院の先生に、漢方の専門医を訪ねるよう勧められ、かかりつけ薬局の方に相談したところ紹介してくださったのが、ビルクリの先生です。総合病院の先生は、親しい友人が信頼するお医者で、その友人に対する信頼から私の病気をお任せしたという経緯があります。
 人の輪にはただ感謝するばかりです。

 薬局の方がビルクリの先生を評して、「治したいと積極的に思っていらっしゃる方には、とてもいいお医者さんですよ。」とおっしゃった記憶があります。思えば、治したいと真剣に思う時、その人に真摯に向き合っているお医者さんが、その人にとっての良医なのかも知れませんね。

 この年齢で、今までで一番健康を満喫している感じです。


*医者嫌いのでじも、時々針の治療を受けています。