あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

コンドーム!・・・その2

唐突に「その1」を書かせていただいたので、とまどわれた方も多いと思います。
「その1」を書かずにはいられなかった、若年者の性行動について思うことを少し書いておきます。

性行為は命の営みであり、コンドームだけの避妊は確実ではありません。
できちゃった!ではナイのです!
はい、デキルのデス!

若年者の性行為は、今しなくてもいいことと思います。
また、本当はしない方がいいことと思います。
「結果に責任の取れない性行為を、やってはいけない。」とあなろぐは思っております。
しかし、いけないってわかっていても、やってしまうのが人間です。
ずる休み、煙草、ギャンブル、etc.・・・

妊娠は、健康の証であり、性行為をすれば赤ちゃんができるものです。
快楽と、時に愛(まがいものの!)などという言葉がオブラートとなり現実を覆い隠します。
妊娠・STI・そしてHIVやAIDSは常にセットで存在するという現実を。
だから本当は、今は性行為をするべきではないと若い人達に伝えたいのです。

ただ、すでに日常生活の一部となってしまった行動を、今さら否定しても始まらないでしょう。
まず当事者に一番近い問題、そこからかかわらなければ、何も変えられません。
「そもそも」の問題には、そこから耳を傾けてもらえばよいと思うのです。
緊急課題解決のための「コンドーム!」であることに、ご理解をいただけたらと希望します。

昔の若い男女には、語り合う文化がありました。
交流を深める手段がまずは言葉で、愛が言葉から生まれました。
そして、伝わらない思いを伝えるために、胸をつまらせ、必至で言葉を紡ぎ、その愛を育みました。
体がつながる感覚が時に言葉を越えていると思うことを、錯覚とまでは言いません。
しかし男と女の体は一様ではありません。
望まない妊娠では一方的に女の体は傷つけられます。
いたわりを越える欲望を、愛の営みとは思うことができません。
ましてや常に、両性が曝されている感染の危険。
若者にコンドームの話しをするとき、そんな思いを一緒に伝えることが理想です。

ところで、高校生の喫煙は明らかな違法行為ですが、大方の大人達は、
その行為を目の当たりにしたとしても、その手から1本の煙草を奪えません。
それが現実です。
そして、ましてや「コンドーム」なのです。

「コンドーム普及」と「性行為の倫理」、どちらも大事です。
だからこそ、直接人の命にかかる緊急の課題に取り組む必要があるように思うのです。
いっぺんに二つ伝えることが難しければ、片方はオマケでもいいと思います。

コンドームを手に入れやすくすることが若年者の性行為を助長するという声があります。
でも、大方の若者がコンドームが万全ではないことは理解している筈です。
是非、問題の緊急性に配慮いただければと思うのです。

若い人達には、先々色々な経験が待っています。
生活を変える出来事に出会った時、新しい恋を見つける時、
そんな時に、オマケにくっついていたメッセージを思い出してくれればそれで良いと思います。

異世代に思いや考えを伝えることはたやすいことではありません。
それでも、伝えなければいけないことを私達大人は伝える義務があるのです。

あなろぐの思い、御理解いただければ幸いと存じます。