あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

NHKからのお手紙

前略
日ごろNHKの放送をご覧いただきまして、ありがとうございます。

 2月24日のフィギュアスケート・女子シングル・フリーの生中継に関するお便りをいただきましたので、お答え申し上げます。

 日本選手が一歩ふるわなかった中で、荒川選手の金メダルは、本当にうれしいニュースでした。NHKでも良く路の放送予定を急ぎ差し替え「NHKスペシャル 荒川静香 金メダルへの道」を放送するなど、放送を通して荒川選手の偉業を広くお伝えしました。

 ご指摘の「荒川選手が日の丸を掲げて滑ったウィニングランがNHKの中継に映っていなかった」という天ですが、お答えにあたり、オリンピック中継の仕組みを簡単にご説明します。

 オリンピックでは、大会主催者がテレビの中継映像を制作して世界各局の放送期間に配信します。これを「国際記号」と言います。各局は、この国際信号に自国語の実況・解説をミックスして放送します。こうした方法は、世界的に人気の高いスポーツ大会では広く採用されています。日本の放送では、NHKと民法が共同チームを作って現地で実況・解説を付加し、それを各局が使って放送しました。

 今回、荒川選手が日の丸を持ってウィニングランをしたのは表彰式の終了後でしたが、生中継の中では、この模様はお伝えできませんでした。それは、競技や表彰式そのものが終了したため、おおもとの国際信号の配信が終わったためです。NHKでは国際信号の最後までずっと放送しており、この模様が入っていれば当然放送します。

 生中継の中ではお伝えできませんでしたが、NHKでは、当日24日の正午のニュースで荒川選手が日の丸を観客席に掲げて滑る姿をお伝えしましたし、27日に放送した「ニュース10」の中のトリノ五輪ハイライトのコーナーでも荒川選手が国旗を掲げて滑る姿をお伝えしました。またNHKでは、当日の午後7時からの「ニュース7」など荒川選手の金メダル獲得を伝えるニュースで、荒川選手が日の丸の旗を手に関係者と喜んでいる映像も放送しており、日の丸の映像を放送しなかったということは全くありませんので、ご理解ください。

 NHKでは、これからも、スポーツの迫力と感動を皆さまにお伝えするため、一層、力を入れて参ります。来るワールドカップ・サッカー・ドイツ大会でも、日本戦のうち、注目の第1試合のオーストラリア戦と第3試合のブラジル戦などを総合テレビで生中継します。衛星放送では、BS1とBSハイビジョン合わせて全64試合を生中継する予定です。

 どうか今後とも、皆さまのご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

                                          草々


                                   平成18年3月7日
                                    NHK視聴者センター

〒150-8001
東京都渋谷区神南2-2-1
日本放送協会視聴者センター
TEL:03-3465-1111
から、本日受領(郵送)した手紙の全文です。
お約束しておりましたので、全文掲載させていただきます。