タイガーマスク報道にのぞむこと
殺伐としたニュースが続く中、ちょっとした美談に、心が和みます。
せっかくなので、社会が児童養護施設に目を向ける機会になればと思います。
昨年、でじと在籍しているクラブの会合で、熊本市にある、児童養護施設の園長先生のお話を伺う機会があり、会報への投稿のためのメモが残っておりましたので、あなろぐの生存報告がてら、こちらで紹介させていただくことにします。
藤崎台童園園長 尾里 裕子先生による卓話
「児童養護施設の今」より
不登校が、施設では85%~90%改善されると伺い驚きましたが、それにも増して、色々な子ども達が、仲間と生活する中で、お互い助け合いながら、規則正しい生活を送り、スポーツを通して人格形成がされて行く様子に触れ、とにかく“子どもって素晴らしい”繰り返し協調される言葉がとても印象的でした。
基本的な生活習慣、規則正しい生活、食事をきちんと、子育ての3つの基本、かくも当たり前のことなのでしょうが、働く母として多忙な日々を駆け抜けた日々を、あらためて思い起こせば反省しきりで、何とか元気に育ってくれた子ども達と、成長を支えてくれた周囲の人々にただただ感謝の私でした。
一方、先生の「社会の子ども」という考え方で、「どうしても大変な時に、しばらくの間施設を利用することも選択肢のひとつ」という言葉は、痛ましい事件が頻発する今、核家族で社会から孤立し悩む家族や母に、今すぐにでも伝えることができればと思いました。
家族の問題で一番大変な思いをするのは常に子ども達で、でも、家庭の再構築はとても難しく、ただ、頑張れば夢を実現できるという先輩の姿に希望を抱き、高校を出たら自立して働く子ども達、厳しい時代ですが、少しでも明るい未来が開けるようにと祈るばかりです。
最後に「泣くものか」という全国の施設の作文集から、子ども達のつたなくも切実な言葉を紹介いただき、様々な課題を抱えた子ども達に愛情深く真摯に向き合い自立を支援される先生から伝えられたことは、“施設に関心を持っていただきたい”ということでした。
児童養護施設は社会の状況を映す鏡、意義あるボランティアを進めるためにも、まずは、きちんと目を向ける必要があると痛感いたしました。
以下、あなろぐの近況ですぅ。。。
暮れに東京で働く娘が帰省し、リクエストのローストチキンを焼き、故郷の味で、娘の胃袋を満たすことはできたものの、上気道炎で熱発。
大掃除も省略、実家のおせちとお雑煮がこれほどありがたいと思ったことはありませんでした(汗)
とにかく大変なお正月を過ごし、ご挨拶もいたしませず失礼してしまいました<(_ _)>
でも、おかげさまで、この連休で何とか回復することができました。
今年はとにかく、健康第一でまいりたいと思います。
ブログは、おさぼりしておりますが、あなろぐオバチャンは健在です♪
また、書庫「職業婦人の部屋」は、訳あって、現在鍵をかけさせていただいておりますが、この数年、職業婦人鈴木藍子の行動のテーマになっております「公益通報者保護」に関する取り組みについて、数ヶ月のうちに、組織の方針が示されるはずと思われますので、時機を見て、こちらでもお伝えしてまいりたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願い申しあげます。