恋に堕ちる・・・。
50歳で、突然、
一瞬、恋に墜ちる・・・。
荒木経惟、愛を語る。
「エコより、エロ!」
くだらない駄洒落を、一瞬真顔で受け止める(笑)
40の、誇らしげな火の国の女達の笑みと、生み出した小さな生命達に、心を打たれた。
男児一生の仕事は、妻との半生にあったと信じ、
でも、終わったと思ったところから、実は始まっていた。
妻危篤の知らせを聞き、つぼみのこぶしのえだを手にする男、アラーキーの影、
逝ってしまった妻の病床で開くこぶしの花。
それが、最初の花の写真だったという。
そして、対象との愛は、いつしか対象そのものの愛と生を撮ることに昇華されていく。
小柄なメタボ体型の、アヤシイおじさんに、一瞬、恋に墜ちる錯覚。。。
夥しい数の作品群を、アラーキー自身の語りと、息づかいを聴きながら観て回る、
素晴らしい出来事に遭遇できた幸せな一日。
娘がインドネシアから帰国。
やっと昨日、我が家に帰ってまいました。
娘と、展覧会の初日に、ふらりと地元美術館を訪ね、
この、幸運な機会に恵まれたのでした♪
今年の夏、50歳を迎え、夫からは、「賞味期限切れ。」を宣告されました。
そして、季節は秋、この年齢なりの気難しい身体や心と向き合うことを余儀なくされます。
でも、感じる気持ちを忘れなければ、日常は美しい刺激に満ちていて、
その刺激は、私に希望を与えます。
「宣告」など、もう、どうでもよいのです♪
おあいにくさまぁ~(笑)
人生は、まだまだ捨てたものではありません。