あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

進路いろいろ

 今朝、派遣社員として建築管理の仕事するため、上京する息子を送り出しました。
 5日間の研修の後、現場に出ると言っていました。
 「好き」だけで続けた「音楽」を「やる」ために地元の音大で声楽を4年間学び卒業したのが今年の春でした。
 今、遅ればせながら現実に目を向け、「とにかく自活したい」という息子。でも、送った引っ越し荷物17個のうち8個はゲームとフィギュアでした。不安の種は上げればキリがありません。
 それでも、母親としては、背中をたたく以外に何もすることはありません。
 
 そしてやはり今朝、近所の息子さんと久しぶりに遭遇しました。県外の医学部に通われていると思っておりました。「あら、今お休み?」という言葉に、少し照れながら「いえ、今予備校に通っています。大学続けていてもよかったのだけど。」 と言う言葉は明るく爽やかでした。 賢い青年が悩んだ末の結論であったと思います。新しい希望に向かって歩き始めた青年に、ひとこと励ましの声をかけました。力強く自転車を漕ぐ後ろ姿がやけに眩しく見えました。

 蛇足の感があるものの、医学部学生の進路指導について、少し私見を述べておきたいと思います。
通常、一番進路指導の心配が無いのが医学部と言えます。
 ただ、臨床医としての道だけを夢見ていた若者にとって、適性に対する疑問等、色々な障壁に出会った時、卒業を目指すことができなることもよくある話です。医学部はつぶしがきかないともよく言われます。
 ただ、世間を見渡すと臨床以外に、スペシャリストとしての道は開けていると思います。例えば、保健医療行政、企業就職を含めた研究者への道 etc.
 彼のように潔く切り替えが出来ない場合、人間や生き物への興味が沸かないのならともかく、思い悩むより、取り敢えず頑張る中で、新しい希望をみつける方法もあるように思います。

何はともあれ、二人の青年の将来を、希望を持って見守りたいと思います。