あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

女社会の掟

 昔の話をします。
 仕事の帰り、子供を連れて歩いていると、職場によくお見えになる方に遇いました。
 「これからご飯作るの?」「はい、手抜きですけれど。」「そぉ、お疲れさま。でも、いいわよね。保育園にやっていれば、子供の世話しなくていいから。子育ては大変よぉ~。」「・・・。」短い会話でしたが、長い時間を経ても忘れることができません。
 何気ない言葉であればある程、それが多くの方々の本音を代弁していたように思います。

 女性同士の会話、子育て支援の話題で保育料に関する税制上優遇措置を話題にすると「それよりも・・・」と言葉を遮られあまり聞いていただけません。
 女性の集合体には、同じ主義主張の者のみで構成しようとする、暗黙の掟を感じることがよくあります。
 向上のために、異種のものも取り込み成長しようとする気風は、自分達の主張を社会に広げて行く時、大きな力になると思うのですが、いかがでしょう。
 男社会は、職業上の駆け引きに慣れているせいか、取り敢えず排除はしないというテクニックに助けられ、色々な立場、視点による意見を取り込んでいるように思います。

 女達が「集まる」力のみを頼りに、居心地の良さを味わうばかりでは寂しいと思います。
 色々な意見、価値観の飛び交う議論は、ひとつのベクトルを支える大きな力になると、私は信じています。

 子育てのために、仕事をやめても続けても、どちらでも良いのです。
 子供を産み育てるための良い環境作りに、男社会と女社会を行き来する職業婦人なりの貢献が出来る思います。
 女社会での疎外感、今は平気になりました。