あなろぐばあちゃんのつぶやき

Yahooブログ育ち、4人の孫のおばあちゃんです。

第8回冬季アジア大会組織委員会の愚行

昨夜のNHKニュースで、第8回冬季アジア大会(札幌アジア大会)、組織委員会が、アパホテルに”配慮”を要請していることを知りました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170119/k10010845791000.html

”配慮”とは、具体的には”書籍の撤去等”だそうですが、詳細は不明です。
ただ、いずれにせよ、私は、「”書籍”は撤去しない。」アパホテルの冷静かつ正常な判断を、全面的に支持します。
 
組織委員会は、「スポーツ理念にのっとった対応」を求めているとのことですが、何故、言論の自由が許された国で、スポーツ理念にのっとったら、”書籍”を撤去しなければいけないのか、私には全く理解出来ません。
 
色々な意見、色々な主張がある国、それが日本です。
日本には、言論の自由があります。
 
それがどこでどうなると、スポーツ理念に反することになるのでしょうか?
もし本当に、それがスポーツ理念に反するとすれば、それこそが問題なのではないでしょうか。
 
(言論が弾圧されたかの国の)人が旅をして、色々な事を見聞し、多様な意見に触れて視野を広げる、これは旅の醍醐味のひとつです♪
国際試合の遠征では、これがスポーツ理念に反するとして許されないのであれば、選手が可哀想ではありませんか。
 
確かに、ネット等の炎上をぶりを考えると、委員会がビビるのは無理からぬ事とは思います。
ただ、調べて見ますと、アパホテルは以前から”書籍”を置いておられます。
それを知らずに宿泊施設に選定したのは組織委員会です。
自己の責任を棚に上げたまま、スポーツ理念をねじ曲げてまで、言論弾圧をする、オカシイです。

また炎上は
そもそも、批難する人達の無知に起因したものです。
実際に日本を訪れて、情報を得て頂くことは、冷静に事実と向き合っていただくための良い機会と私は考えます。

 

いずれにせよ、組織委員会は、頭を冷やすべきではないでしょうか。
 
組織委員会がもし、それでも、言論弾圧を行いたいのであれば、関係者に不手際を詫びたうえで、代替の宿泊施設を確保すべきでしょう。
それが無理なら、部屋を借り上げた委員会の自己責任で、”書籍”をかの国の選手の目に触れぬよう、管理なさると良いのではないでしょうか。
厳重梱包してクローゼットの隅に置き、選手退室後に現況復帰する等、姑息な方法はいくらでもあり、組織委員会なりの”配慮”はいくらでも出来る筈です。

しかし、その”配慮”という愚劣な行為を、日本人としての矜持を持つ施設側に強いるというのは、あまりにも無礼な話しです!!

組織委員会に今さら矜持は期待しませんが、せめて常識はわきまえていただきたいものです。

組織委員会、しっかりしなさいっ!!